LADAKH
「インドの小チベット」と称されるジャンムー・カシミール州「ラダック」。広大なチベット文化圏は中国チベット自治区だけではない。中国のような文化的干渉が少ないこのラダックは、チベット自治区よりも純粋にチベット文化が残っているとさえ言われている。中国においてご法度であるダライ・ラマの肖像をいたる所で目にすることが出来た。
標高3600Mの街「レー」には、かのポタラ宮のモデルと言われるレー王宮が堂々とそびえる。レー王宮から見下ろす旧市街は圧巻である。
チベットといえばマニ車、と連想する人も少なくは無いだろう。街の至る所に設置されており、老若男女と皆それを廻す。マニが鳴らす鐘の音が響く度、彼らの生活と信仰がいかに密接であるかと言うことを認識する。
レーからさらに奥地へと進み、ツォモリリ湖の畔の村で一泊。日本では体験できない4500Mという標高は空気が薄く、10M程歩くと息切れする。そんな中、元気に走り回る子供を見ると人間の環境対応能力は凄い物だと感心する。















